適切なヘルメットで危険回避

  • 2024年02月09日
  • BLOG

~どんな時にどんなヘルメットを使えばいいの?~

みなさん、こんにちわ。

安全第一の職場環境を築くために、ヘルメットの適切な使用についてご紹介します。
ヘルメットは安全作業の不可欠な一部であり、その使い方には重要なポイントがあります。

①ヘルメットの使用区分

ヘルメットは用途によって以下3区分の異なる使用区分があります。

・飛来・落下物用(「飛んでくる物」「落ちてくる物」から頭部を保護するもの )

・墜落時保護用(「墜落」による頭部への衝撃を軽減し、頭部を保護するもの)

・電気用(使用電圧7000V以下、 頭部感電による危険を防止するもの )

以上3区分のヘルメットがあります。

これらのヘルメットはそれぞれの特性に合わせて開発され、作業者の安全を確保するためのものです。

②作業内容に合わせた保護帽の着用

作業内容によって適切な保護帽の着用が求められます。

例えば、高所作業がある場合は、「墜落時保護用」機能を有する保護帽を着用することが必須です。
元方事業者(現場責任者)は、現場入場者全員が適切な保護帽を着用しているかを確認する責任があります。

③検定合格品の使用と禁止事項

厚生労働大臣による検定合格品以外の保護帽は厳禁です。

オートバイ用やスポーツ用のヘルメットは安全基準に合致していないため、使用しないようにしましょう。

④衝撃軽減性の比較

保護帽の着用有無や使用区分によって、転倒時の衝撃がどれだけ軽減されるかが異なります。

例えば、高さ30cmから転倒した場合、保護帽着用時は保護帽無着用に比べて衝撃が1/12に軽減されます。
適切な保護帽の選択は、労働者の安全を守る大きな要素です。

⑤型式検定とラベルの重要性

保護帽(産業用ヘルメット)には厚生労働大臣が定めた型式検定が義務付けられています。
検定合格品には内側に「ラベル」が貼られており、これによって正規品であることが確認できます。

⑥不具合のある保護帽の即時使用中止

最後に、不具合が認められた保護帽はただちに使用を中止しましょう。

安全第一の原則に基づき、労働者の命を守るためにも適切な保護帽の選択と定期的な点検が欠かせません。

安全作業は皆で守るもの。正しいヘルメットの使用を心がけ、労働環境をより安全なものにしていきましょう。

みなさん今日も安全作業で!

厚生労働省HP
その保護帽(産業用ヘルメット)正しく使用してますか?PDF
https://www.mhlw.go.jp/content/001108427.pdf

その保護帽正しく使用していますか?